クント管で共鳴を目で見る

 理数科の課題研究で倍音の関係や、ティンパニーのヘッドの振動を調べるために、まず手始めに、管の共鳴を目で見ることからはじめました。

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1. 実験装置
実験装置1

 直径10cm、長さ1mとちょっとの透明アクリルの円筒の中に、発砲スチロールの小さな粒を入れます。

実験装置2 実験装置3

 円筒の一方の端には、スピーカーを付けます。もう一方の端は、密閉します。ここでは、発砲スチロールでふさいで、さらに振動を抑えるために油粘土を覆いました。

実験装置4

 低周波発信機の信号をアンプで増幅してスピーカーにつなげます。アンプはギターアンプを使いました。

2. 実験
共鳴中1
共鳴中2

 管の長さはほぼ1mなので、v=fλから、f=170Hzぐらいが半波長で共鳴する、基本共鳴周波数になる。低周波発信機の出力周波数を100Hzぐらいから少しずつ上げていくと、あるとき、急に大きな音で響きました。計算どおり、170〜180Hzでした。

 そのとき、管のなかでは、発砲スチロールの砂が、中央部に移動していき、中央部分では、鉛直方向に粒が立っていました。

 さらに周波数を上げていき、200Hz弱のところで、再び共鳴が起きました。今度は、写真のように、2箇所で、砂の粒が立ち上がっています。これがさっきの音の一オクターブ上の音で、波も二つの山ができています。

 さらにあげていくと、こんどは、3つできます

3. お客さんの反応
お客さん

 お客さんだけでなく、やっている本人も思わず声を上げてしまいます。すごく感動です。

 今回の展示の一番人気でした。

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