*1年間を振り返って*

  四月。新しい仲間と先生。少しの期待と大きな不安とともに選択数学の授業は始まりました。

  一番始めにしたのは測量でした。まさか桜を愛でながら授業をする日が来ようとは、思ってもみませんでした。

  バビロニアの60進法では、久しぶりに数学らしい計算をやり、頭がこんがらがってしまいました。

  コンピューターを使って、三角形の新しい定理を探しなさいと先生に言われ、内心「できるわけねえよ」と思いつつ取り組みましたが、最終的にみんな本当に定理を発見することができてびっくりしました。

  ルーローの三角形では、紙の上での計算よりも実際に手を動かして作業する方に重点を置き、一人一人が悪戦苦闘しながら取り組みました。完成した時の喜びは今でも忘れられない・・・ような気がします。

  最後のグループごとの研究は、それぞれが思い思いに取り組み、満足ができる結果を得ることができました。

  小学校6年間+中学校3年間+高校3年間=12年間。18歳の私たちにとって、数学は大きなウェイトをしめた学問でしたが、どうしても身近に感じられないものでした。しかし、12年目にして初めて自ら学ぼうと思い取り組んだこの一年間は今までとは違い、思い出深いものになりました。この先、生きていく上で、この知識

がどれだけ役に立つのかわかりませんが、この一年で培った知的好奇心は私たちの一生の財産になると思います。

  最後に、一年間私たちを(優しく)指導してくださったM先生、本当にありがとうございました。

 

  ※このページを読むときは心のなかで「仰げば尊し」を歌いましょう。

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