目的:今で誰も作ったことのない、ルーローの三角形回転バージョンを考察しながら製作する。
〜創作過程T〜
ルーローの三角形を平面上に取って、それをグルグル回してイメージを掴む。(大きさは、一辺が14cm)
❤手順❤
@ 一辺14cmの三角形を作る。
A @で作成した三角形の頂点をそれぞれ結ぶように弧を作図する。
B 作成した図を手頃な長さの棒にテープで貼り付け、それを回転させ、回転体のイメージを掴む。
〔図1〕
〜創作過程U〜
イメージを掴んだら、実際の大きさで作業を開始!
❤手順❤
@ ルーローの三角形(5cm)を作図する。
A 1mmごとに線を引き、それぞれ直径となる長さを測り、その直径の円を作る。(図2)
B Aで作成した円を順番に重ね合わせ(図3)、実際のルーローの三角形の回転体の高さになるようにする。※重ね合わせた際に中心がずれないように、針と糸で中心を通しておくと良い。
C 重ね合わせて高さ(計算1)が足りないようなら、薄い紙を一枚一枚の円に貼り付けて調整する。
〔図2〕 〔図3〕
〔計算1〕
=
=
(約)
〜創作過程V〜
1mmごとに線を引き、測った直径の円を切り取る。※円切りカッターを使うと誤差が出やすいので、コンパスを使って手作りすると良い。
❤メモ❤
(下から)
@ 5 A5 B4.96 C4.97 D4.97 E4.97 F4.9
G4.9 H4.89 I4.85 J4.8 K4.79 L4.75 M4.7
N4.65 O4.6 P4.6 Q4.5 R4.45 S4.4 214.35
224.17 234.17 244.1 254.05 263.91 273.85 283.72
293.6 303.6 313.4 323.3 333.05 342.9 352.78
362.6 372.5 382.3 392.2 402 411.9 421.72
431.55 441.3 451 460.8 470.6 480.38 490.2
〔cm〕
〜創作過程W〜
1.創作過程Vでつなぎ合わせた紙の側面を滑らかな曲線にするため、紙粘土を使用して形を整える。(実際には“木になるウッディ粘土”を使用した)
2.回転体の底部分は、発泡スチロール製の直径10cmの球を使い必要な分だけ切り取り、接着剤で貼り付ける。
※矢印部分には、直径10pの発砲スチロール球の側面から、断面の直径が5pになるように切り取ったものを貼り付ける。
〜創作過程X〜
材料:シリコン、硬化剤、アクリル樹脂、500mlの牛乳パック、割り箸、粘土、秤
1.作成した模型をもとにシリコンで型を作成し、アクリル樹脂を流し込み…完成
☆感想・まとめ☆
最初はルーローの三角形を使って車を作ろうと考えていましたが、宮本先生の助言により、ルーローの三角形の回転体を作ることにしました。
紙を一枚一枚切り取り、貼り付ける作業の時に、紙の厚さが思っていた物と違っていて失敗したり、ルーローの三角形回転体の高さを計算し間違っていたりといろいろありましたが、無事完成する事ができほっとしました。途中で嫌になる事もたくさんあり、こんなものを作って何の意味があるのかと、投げやりになったりもしましたが、宮本先生の励ましにより、私たちでもなんとかやってくることができました。材料をわざわざ東急ハンズで仕入れ、何度も失敗してしまう私たちに、惜しみなく使わせてくれた宮本先生に感謝しています。回転体を作ったのは、私たちが初めてだと聞きプレッシャーもありましたが、なんだかんだ言っても楽しく三年生の数学を学ぶことができたと思います。数学が嫌いだった私たちにも分かりやすく指導してもらって、うれしかったです。普通の授業では経験できないような勉強をできたことは貴重な経験となりました。将来、数学のことをほとんど忘れてしまっても、高校三年生で学んだ数学はきっと忘れないと思います。
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